朝から興奮しています。 脳がシビれる感じ。 Youtubeの動画です。 亡きジェフポーカロの教則ビデオ。
初見ではありません。 というよりむしろビデオテープが擦り切れるくらい見ていました。 かなり前に字幕入りのビデオがヤマハから発売されていたのです。 現在字幕入りのものは入手困難な様です。 まあそんな懐かしのビデオ。 それを久しぶりに改めて見て、興奮がやまない。 こんな事ってあるでしょうか。 飽きるほど観たのに。 このビデオで弾いているキーボードのデビッド・ガーフィールドの佳曲"Corbitt Van Brauer"で始まります。 ドラムパターンからのスタート。 のっけから只事ではないカッコ良さです。 生来の手首の強さなのでしょう、右手で叩き出されるビートの切れ味が尋常ではありません。 すさまじいスピード感。 見惚れているうちにオープニングナンバーはあっさり終わります。 もっとたっぷりやってくれていいのに。 そして8ビート。 何という事でしょう。 ズバッと切り込んでくるタイム感。 普通の8ビートのパターンがこれほどシビれると言うのはそうはありません。 かねてから言っていることですがドラム演奏はパターンをなぞれたらそれで終わりではありません。 同じ8ビートでも叩く人によって違う。 むしろカタチが出来てからが本当の追求なのです。 しかし改めて感じる素晴らしいプレイ。 このビデオ30分ちょっとの短いものなのですがおそらくノンストップで撮っています。 カメラのアングルは変わりますが止めた形跡がありません。 凄いことです。 だって普通編集しますよ。 それに編集する前提で撮るはずです。 ところがそれがない。 説明して叩いて見せる。 短く叩いて見せて、説明して次。 また次。 恐ろしいほどのテキパキさで進んで行きます。 説明も全くよどみない。 ミスなど起ころう筈もないと言うように。 高度に完成されたテクニック。 それが可能にしているんでしょう。 時間の短さに反比例して内容が非常に濃い。 サンバフィール、シャッフル、パラディドルをタムで応用した彼のバンドTOTOの名曲「ムシャンガ」のパターンの組み立て方。また彼の代名詞にもなったハーフタイム・シャッフルなどが惜しげも無く解説されています。 ドラム演奏におけるグルーヴとは何か。 その答えのひとつがここにあります。 百聞は一見にしかず。 ぜひ目で見て、聴いて確かめてください。
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