ガクコラ!
カトウドラムスクール・学生向けコラム
『見て盗む』 こんな言葉を聞いたことがありますか? 盗む…というのは穏やかではない表現ですがまあ自分のものにするというようなニュアンス。 昔の感覚の言葉ですね。 見てつかむ、というふうに言えばやや今風でしょうか。 あまり合理的とは言えないと見られています。 でも動画サイトが発達した今、自然に行われていることかもしれないなあと思います。 『百聞は一見にしかず』 などと言うように、見れば 「ああ、そうか」 となることは結構ありますよね。 親切な人が上げてくれた動画によく助けられます。 けれど見ただけではさっぱりわからないこともあります。 そこには解説が必要。 なぜそうなるのかはポイントを押さえることではっきりします。 "教え"というのはやはり重要。 合わせシンバルです。
両手で持って打ち鳴らすアレです。 吹奏楽部時代かなり練習しました。 しっかり鳴らせると気分爽快。 本当に良い気分になれます。 この良い気分を味わいたくて練習するんですよね。 当て方がまずいと"カポッ"と吸い付いてしまいます。 叩いた経験のある人にはわかるあの感触。 なんとも情けなります… プロのオーケストラにはこれ専門の人がいます。 必殺の一撃をいつでも出せる人。 何度か教えて頂きましたが次元の違う音でした。 予備動作のない状態から炸裂するシンバル音。 「熱したフライパンの上に玉子を落としたようなジュワッとした音」 というふうに表現しておられました。 少し角度をつけて打つ練習と完全に平行に当てる練習とをするのだと。 いろいろ具体的に教わりましたが1、2年で完全に習得できる感じではなかったです。 でもあのレッスンは素晴らしい経験でした。 間近で見られて具体的に教われたからです。 『見る』『教わる』 この2つはセットが理想だと思います。 楽器の演奏を覚える上で『見て覚えようとする』のはとても大事なことです。 これには聴くということも含まれます。 この場合『聴いて覚えようとする』ですね。 音が出る過程は見えます。 それを観察するのです。 どう動いているか。 どう鳴るのか。 自分で見つけようとすることはオリジナリティそのもの。 自分が見つけた事を大事にしてください。 物事には教われる事とそうでない事があります。
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7月 2021
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