マイルス・デイビス。 20世紀の偉大な音楽家。 ジャズの中心にいて音楽スタイルの王道を作っては壊し、革新し続けた天才。 ジャズを語るとしたら外せない人物です。 ジャズ愛好家の中には敬遠する方もおられますが。 彼の手による過激なジャズをひとつ。 ※スマートフォンでご覧の方※ バックグラウンド再生で音楽を背景に読んで頂けると嬉しいです。 iPhoneでは、①まずこのサイトをSafari以外で開く②動画サムネイルの右上の矢印をタップ③URLを長押し④"コピー"を選ぶ⑤Safariの検索窓にペースト⑥Safariで再生(Youtubeアプリではなく)⑦コントロールパネル(画面下からスワイプで持ち上がる画面)で再生ボタンを押す の手順で音楽を流しっぱなしに出来ます。 この人の音楽の特徴は「緊張感」です。 空気が張り詰めています。 聴き手にリラックスを与えません。 うっかり飲んでいる時に聴きたくなって聴き始めたりしたら最後。 覚醒し続けて飲み過ぎます。 それにしても。 クールさがたまらない。 クールと云う言葉はこの人のためにあるのではないかと思えるほどのクールっぷりです。 芸術の域に上り詰めたジャズ。 ちなみにこの演奏のドラムはトニー・ウィリアムス。 この時19歳。 既に誰にも出来ない演奏の世界に到達しています。 天才は多く早熟だといいますがまさにそれ。 テクニック、創造性、サウンド、どれをとっても凄まじい完成度の高さ。 そしてさらなら進化を予感させる自由さ。 このライブの頃を振り返ってマイルスが言っています。 「ドラマーの話になったら後にも先にもトニーしかいない」 「トニーに反応しようとして吹きそこなったことがある」 「俺のバンドにいたドラマーの中で唯一俺に『なぜ練習しないんだ』と喰ってかかった男。それで練習から遠ざかっていた俺はまた練習するようになったんだ」 アルバムの2曲目、3曲目のリンクを貼っておきます。 是非アルバム全体を通して聴いてみてください。 私にとってマイルス・デイビスの音楽が初めて理解できた思い入れのあるアルバムです。
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