朝晩がすっかり寒くなりましたね。
日中でも肌寒い。 練習するにはいい気候とも言えます。 汗もかきませんし集中できます。 ただ寒すぎるとつらいものがあります。 身体を動かすドラムですが、あまり暖まりません。 暑いときは暑いんですけどね。 ドラムに向かっていて改めて思いました。 「とりあえず出来る」ということにやはり興味を持てないなあということ。 根本的に叩けていないと満足がない。 とりあえずではなく、根本的に叩けるということ。 そればかり思ってやってきたと言えます。 しかも様々なスタイルで追求してきました。 トニー・ウィリアムスとジェフ・ポーカロとか、どう考えても一人のプレイヤーの中に同居しそうにないものを、です。 当たり前ですが、困難の連続です。 相当時間がかかります。 でも好きなので仕方がないですね。 例に挙げさせて頂いたこのお二人、共通していることがあります。 それが「根本的に叩けるプレイヤー」だということ。 根本的に叩けるプレイヤーは、影響力が半端じゃありません。 自分のプレイで世界を変えてしまいます。 パターンとか表面的なわかりやすい部分だけではない、湧き出てくるものがあります。 それが魅力になっているわけです。 以前ご紹介したバディ・リッチ。 超絶のスティックコントロールを持つドラマーですが、単に手が速く動くだけのドラマーではありません。 自分らしさの"核"のようなものを持っていて。 それが人の心を捉えるのです。 スーパードラマーたちは真面目に目標にするには遠すぎる存在だと思います。 でも目標にしたい。 そう思いませんか。 ぜひ私のように目標に据えてください。 まずテクニックです。 普通の技で詰まるようでは無理です。 常識的な範囲のテクニックは、ほぼ全て身につけなければなりません。 効果的な練習方法があります。 それが今日の標題の『上達のめやす』です。 どんなプレイスタイルでも活用できます。 1、どんなものでも何小節でも構わないのでパターンを用意してください。 2、メトロノームでテンポを設定してください。 3、一度も止まらず間違わず3分間叩いてください。 どんなに簡単なパターンでも、たとえものすごくゆっくりでも、3分間出来るようになったら上達です。 これを想像がつく限りのリズム練習でやるわけです。 次に進めるときはふたつの道があります。 1、テンポを上げる(または下げる) 2、パターンに要素を追加する テンポを上げるときはだいたい10~20の範囲で上げてください。 テンポを下げるのもかなり重要です。 というのは叩きやすいテンポ以下のテンポは難しいからです。 パターンに要素を追加するのはスキルがいりますが、例えば左足のハイハットを追加するとかです。 パターンまるごと変えてもいいでしょう。 練習がかたよるのは良くないと、かのデイブ・ウエックルも言っていましたし。 コンパウンド・スティッキングスは特にオススメです。 こうした練習を続けてると、ひらめきが生まれてくるようにもなるはずです。 上達は練習時間に比例します。 ぜひ実践してスーパードラマーに近づいて行く自分を実感してください!
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『<<前へ』でひとつ前、
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