今日は沖縄で観測史上初となる雪を観測したそうです。
どれだけ寒いんでしょうか... 年々寒さに弱くなっていっている気がしてる身としては、この冬のように暖かかったり急に寒くなったりしますと非常に堪えます。 ドラムは両手両足を動かすので温まりそうですが手足の末端は露出しているので冬はやはり寒いです。 あまり、というかほとんど温まりません。 でも夏は暑い... 適温で向かい合いたい楽器です。 寒さと言えば20代の半ば、外で練習していた時期がありました。 ドラムという楽器は"叩く"という演奏の方法上、振動がおこります。 想像を絶するかなりな振動です。 当時アパートに住んでいまして、なんとか日常的に練習できる方法はないかと防音のマットを床にひいたり工夫したものですが、やはり練習パッド云えども家で思いっきり叩くことはできませんでした。 と言って毎日スタジオに出掛けていては収支のバランスが大変なことになります。 そこで外。 スティックで叩く通常の練習パッドと足用のパッド2つとペダル2つを車に積んで出かけるのです。 極端な年は元旦からやってましたのでなかなかの気合いの入りようでした。 そう、寒さ凍みるこの季節。 荷物を積み、しっかりと着込んで出かけます。 寒さと格闘しながらの練習です。 いつも練習場所にしていたのは高速道路の高架の下でした。 時折トラックや地元の人が通りますがそれほどの交通量でもなく集中できます。 手足のバランスやポリリズムなどをひたすら反復するのです。 通行される方の「何をやってるんだ」というような視線がややきつかった気もします。 雨が降ってきても大丈夫なのは本当に良かったです。 天気の良い日などはなかなかの気分でした。 書きながら思ったのですが道路交通法に違反するのでしょうか? そういえば原付で通りかかられたお巡りさんに「何してるの」と声をかけらたことがありました。 「ドラムの練習です」と平然と答えましたが、憮然とした態度で立ち去られたことを思うとよろしくはなかったですよね...申し訳ありません。 今は亡き師、河瀬勝彦が言っておりました。 「芸術家(美術家)なら作品を作り上げるやろ。音楽家は"演奏できる自分"を作り上げなあかんのや」 楽器の上達は一日にしてならず。 寒さに震えた練習を思い出した日でした。
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