「指導とは悪い習慣を取り除き、良い習慣を身に付けさせること」
デットマール・クラマーさんというサッカー指導者の言葉です。 実は訃報で初めてお名前を知ったので、私が語るには少々おこがましいのですが。 「できていない練習は必要ならばできるまで徹底的にやり込まなければならない」 硬派な言葉がシビれる方です。 ちなみに私はサッカーについて語れるものは何も持ちあわせていません。 ワールドカップしか見ない立派なにわかです。 知らないことについては偉そうに語らない。 そう心がけておりますのでご容赦いただければと思います。 クラマーさんは指導者に求められるものとして『好奇心』をキーワードにしていたそうです。 「選手に好奇心を持たせるようにしなければならない」 「ミーティングで寝ていたりボーッとしている選手がいるという。それは彼らに好奇心がないからだ。好奇心があれば居眠りすることなどありえない。」 興味をもたれる話をする。 またそういう人物であること。 偉大な仕事を為した人に共通する確固たる信念があるように感じます。 「指導者は選手にとっての理想像でなければならない」 「自分を律し、自分の体を鍛えることもできない指導者にどうしてプロを指導することができるか」 頭が下がります。 まさに指導者の器。 なかなかここまで言い切ることはできません。 素晴らしいアスリートの生き様に共感することは多いのですが、この方のストイックぶりは群を抜いています。 よし、自分も。 そういう気にさせて貰えます。 そういえば『人は二度死ぬ』という話があります。 一度目は肉体の死。 二度目は人々の記憶から失われた時。 二度めの死を迎えない方もいます。 人の心の中で生き続ける。 デットマール・クラマーさんは彼が影響を与えた人の中で今日も生きています。 今回は中野吉之伴さんの記事から言葉を引用させていただきました。
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