鮮やかなドラムソロはドラマーの憧れですね。 普段は縁の下のドラマーがフロントに躍り出ます。 ドラムは基本的には伴奏の楽器です。 バンドのメンバーにタイムを伝える。 他のメンバーが安心して演奏できる土台を築くこと。 まあもちろん好きに叩いていいのですが求められる位置づけはそういうものです。 そうした枠の外にあるのがソロドラム。 バンドの伴奏をバックにする場合と完全にフリーの場合とがあります。 また一音一音まで決められたものからアドリブで演奏されるものまで幅広いです。 いずれのソロでも自分の中にモチーフになりうるフレーズを持つことが必要です。 発展的なアプローチには流れを生み出すスキルが用いられます。 音の減衰の早い太鼓類を使って流れを表現するのはなかなか大変です。 具体的にはまず音の強弱を理解して演奏できるようになることを目指します。 テクニックを理解し、身に付け、即興できるようになれることを当スクールでは大きな目標にしています。 アドリブ。 ぜひその扉を開いて欲しいです。 ドラムソロで最初に影響を受けたのは村上ポンタ秀一さんでした。 管楽器のアンサンブルを経てドラマーになられた方で、歌うように叩くスタイルが特徴的なのと打音、特にシンバルの音色が美しいプレイヤーです。 ピアノ佐山雅弘さん、ベース水野正敏さんと共に繰り広げたトリオ音楽はアイデアといい演奏といい、本当に素晴らしいポップジャズだと思います。 アルバム"Ponta Box","Ponta Box II デザート・イン・デザート"で聴くことができますので是非聴いてみてください。 1994年発表のアルバムPonta Boxから。
かなり熱狂的です。 飛ぶ鳥を落とす勢いをお持ちでした。
1 コメント
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