台風の影響で今日は大雨です。 こんな日には普段後回しになりがちな仕事に向かうに限る。 と、いうことで取り出したのがこちら。 シェル(胴)とフープでヘッドを張って使うタイプの練習パッド。 型番は忘れましたが古いYAMAHA製で、ヘッド→フェルト地のミュート材→合板の順に上から組み上げて使うようになっています。 ミュート材と合板を抜くと普通のドラムのようにも使えます。 写真の状態はミュート材と合板を取り外した状態。 ここに黒いメッシュヘッドを張ろうという計画です。 メッシュヘッドは消音性にすぐれ、打感が通常のヘッドに近いことから高級電子ドラムのパッドに用いられたりもしています。 張りを変えられるところがリアルです。 端の方を叩くか、真ん中付近を叩くかで変わるリバウンド具合も普通のヘッドに近い。 ただ振動は出ますのでそこには注意が必要です。 中の物を外してヘッドを取り付けるだけのつもりが、分解していくと意外と汚れやサビが... どうしようか。 本体からこのパーツ(ラグというネジ受けです。練習ドラムだけあって簡易的)を外して磨くのは手間です。 目立つところだけを清掃してお茶を濁したくなります。 けど汚い。 使うのに差し支えはしませんが何か嫌です。 結局悩んだ末に分解清掃することに。 指が痛い... ですがきれいになりました。 やはり気持ちがいいです。 今メインで使っているドラムはヴィンテージもので入手した時にお世辞にもいい状態とはいえなかったので今日のような作業をコツコツと何ヶ月も続けたものでした。 スタンドも磨き上げ、なかなかカッコいいルックスに仕上がりました。
メッシュヘッドの練習パッドで製品として売られているものは大きくても10インチですが、こちらは13インチです。 標準的なスネアは14インチ、やや小径で13インチですのでかなりスネアに近い打感だと思います。 ヘッドを張って使う仕様上、サイズの影響がはっきり出ます。 大きい方が叩きやすいです。 メッシュだけにスティックが少し滑るのですが、径が小さいとその傾向が強くなります。 ゴムやその他の素材のパッドでは大きさで打感が変わることはありません。 大きめな方が叩きやすいという点では共通していますが。 道具が仕事をするということがあります。 普段の練習の中で大事なスティック・コントロール。 それを支えてくれるのがパッド。 ドラム上達にパッドは必需品。 実はパッドは数種類使い分けるのがおすすめ。 コンディションの異なるものを叩くことによって"叩かれる物"に左右されない手をつくりあげるのです。 工夫や探求でその時々に必要なバウンドのパッドを手に入れてください。 そうそう。 今日取り付けたメッシュヘッドは「Triggerhead」と言うメーカーのものです。 かなり前にドラムショップで購入しました。 調べてみると現在は日本に正規輸入が無いようです。 どころかメーカーのショップ以外に販路がなさそう。 結果的にとは言え、我ながらニッチな物が好きだなと呆れてしまいました。
0 コメント
返信を残す |
『<<前へ』でひとつ前、
|