叩観録-こうかんろく-
ドラム講師を生業とするドラマーのブログです
お久しぶりです!
教室のオープン以来、初めてメインのセットのタムのヘッドを全交換しました。 ヘッドというのはいわゆる『皮』のこと。 ドラムセットでよく使われるのはプラスチック製です。 牛皮などを使用した本皮のヘッドもありますが、ドラムセット用としては一般的ではありません。 本皮は湿度に左右されやすく、強打に耐えられないからです。 あとプラスチックはパキッとした音色が魅力ですね。 4年ぶりに取り外すヘッドたち。 結構なスティックの木くずやホコリがヘッドとリムの間にはさまっています。 慌てて外すとあたりにぶちまけてしまうので慎重に。 そうそう、リムというのは外側のわっかです。 これでヘッドを上から抑えています。 細かいゴミを取ってリムをクリーナーで磨きあげました。 テンションボルトの古い油をとり、新しく注油も。 テンションボルトとはリムの穴に差し込みドラム本体と固定するネジのことです。 ヘッドの交換ついでにするといろいろと効率がいいです。 なかなか手をつけられなかったなあ… いやー、2020年は良い年になりそうだ。 今回は"ピンストライプ"というヘッドをチョイスしました。 REMOという定番のメーカーの定番のヘッドです。 2枚重ねになっていて外周部分のみ接着されているそうです。 低音の効いた良い響き。 ビシッと引き締まりました。 ドラムはヘッドで音が相当変わります。 また相性もあります。 私の"Maple Fiberglass"というこのドラムにはこのピンストライプはぴったりのようです。 良かったー というのも。 じゃじゃ馬でちっともチューニングがキマらない。 びゃんびゃん鳴ってちっとも心地よくない。 というかはっきり言って不快。 プレイする気も萎える。 そんな思いを抱えたここ数年でした。 売り飛ばしてしまおうかと考えたことも一度や二度ではなく。 ストレスと戦いながら叩いてきましたが、これはイケるかもしれない。 まとまった太いサウンドは、おおついに改心したかと思わせるような素直な鳴り。 やればできんじゃん(謎の上から)。 やっぱり良い演奏は良い音色から。 不満がすべて解消したわけではないですが。 またしばらく戦えそうです。 チューニングについて、ヘッドについて。 また改めて書きますね。
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