久しぶりに飛行機に乗りました。 空港の空気は何かを発信したい気にさせます。 独特のワクワク感。 なんの裏付けもなくても前向きな気持ちになれるのはいいことです。 久しぶり、という時間的な距離感がいいんでしょうか。 今回は関空第2ターミナルから某LCCの利用でした。 第2ターミナルは第1ターミナルの奥、さらに車で5,6分走った場所にあります。 第1ターミナルとは比べられない小さな規模。 増設された場所という感じは否めません。 コンビニ、レストラン、お土産物屋さんはひとつずつあります。 手続きのカウンターはやや混み合い気味。 最近はブーツは脱いで保安検査するようです。 よくあるロビーからの滑走路の眺めを期待したのですが飛行機は壁の向こう。 肩透かしをくらって少しさみしい。 飛行機への搭乗は建物から一旦外に出てタラップを登って行います。 ふきっさらしの風にさらされます。 真冬の風は堪えます。 4歳の娘は飛行機を間近で見られてご機嫌でした。 子供が喜ぶと親も嬉しい。 そう考えるとこれはいい面でもあります。 そうそう、LCCとはロー・コスト・キャリアのことで格安運賃の飛行機です。 座席はせまい。 機体もややチープな造り。 譲り合いの精神を試されたりもします。 客室乗務員の方の対応はしっかりとしていました。 座ってしまえば不自由はありません。 先日『三上』というテーマで書いたところだったので、 「そうか、現代的には"機上"もありだな」 と考えをめぐらせたり。 機上と言えば。 ジャズのスタンダードに"ミスティ"という曲があります。 エロール・ガーナーというジャズピアニストの作でとてもいい雰囲気の曲です。 この曲のメロディは彼が飛行機の中でふっと思いついて出来た曲だそうで、まさにこないだのテーマどおり。 泣かせるトランペットはクラーク・テリーによるもの。
素晴らしいの一言。 youtubeでは作者ガーナーの演奏によるものも聞けますがやや難解。 でもそれがジャズ。 他にもサラ・ヴォーンが歌うこれも絶品。 改めていい曲だと思います。 で、今回機上で何か"降りて"来たかと言えば。 まったく落ち着きのない2歳の娘に狭い椅子の膝の上ですっかり遊ばれてひらめきどころではありませんでした。 ※三上(Sanjoh)は「ひらめき」に改題して再掲載しています。
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