先日、練習機材について小学生の生徒さんのお母さんからご相談をお受けしました。 「もっと練習したい」と息子が言っているので、どんなものがいいか聞きたいとのこと。 これは嬉しいです。 楽しいことはもっとやりたいと思いますもんね。 楽しみになってくれているんだ、というレッスンの充実感があります。 レッスン中の身の入り方が違ってきたな、と思っていたところでした。 ドラムの機材は本当にいろいろあります。 手軽さを考えると電子ドラム一択だと思います。 普通のドラムに比べるとコンパクトに置けます。 ただそれでも1.5畳くらいのスペースは必要になります。 生活空間の1.5畳を占領し続けると考えると手軽ではないかもしれません。 パッドやその他の何かを組み合わせてドラム状態にしてよく練習したものです。 椅子とか机とか。 高校時代は勉強机の下にペダルをくくりつけて勉強しながらゴンゴン踏んだりしていたのが懐かしく思い出されます。 ただこれ音が全部ただの打撃音なのでドラムを演奏する満足感はありません。 その点電子ドラムは音色を再現してくれているのでちゃんと演奏になります。 生ドラムとは別物ではありますがドラムという練習環境をつくるのが難しい楽器の練習に光をあててくれるもの。 大げさですがそんな風に感じます。 ただし、ペダルを踏んだ時の衝撃音。 これには注意が必要です。 建物の一階なら大丈夫ですが二階以上だと確実に階下に響きます。 音と共に衝撃が伝わるのです。 よくお話を伺うとご自宅はマンションとのこと。 しかも一階ではない。 注意が必要な環境です。 メーカーからそれ用の対策グッズが発売されています。 『たいこばん』TKB1 (YAMAHA製) 製品名が『たいこばん』です。 設置するとこんな感じ。 結構厚みがあり重いです。 裏側にゴムの足が取り付けられていて免震装置のような働きをします。 それ自体が揺れて振動を逃がすんですね。 これで結構改善されます。 同様の製品はもう一つあります。 『ノイズイーター』NE-10 (ROLAND製) こちらも揺れを逃がす台と言う意味では同じです。 足の構造が違います。 ただどちらにしても100%ではありませんので注意が必要です。 こちらは洗濯機の足の下に敷く用の防振ゴムです。
5cmくらいの正方形で厚みは7~8mmほどでしょうか。 以前アパートに済んでいたころに練習パッドの3本の足の下に一枚ずつ敷いて使っていました。 そこでは練習パッドを叩いただけで階下にお住まいの方から苦情が来たのです。 何か対策できないかとホームセンターで見つけたのがこれ。 他にも市販の防振マットなどを重ねて敷いたところ軽い練習なら大丈夫になりました。 練習環境をつくるのに工夫が必要な楽器、それがドラム。 場合によってはかなりの対策が必要です。 が、それさえ出来てしまえば後は練習するだけ。 ぜひ納得の練習環境を作ってください。 どんな場所でやろうとしているのか。 これが対策する上で非常に大事なポイントになります。 私自身の話をしますと結局アパートでは思いっきり叩けず、頻繁にパッドとツインペダルとキックパッドを車に積んで近所の高速の高架下に持ち出して練習していました。 冬は寒い。 この頃になるとそんな練習の日々を思い出します。 このエピソードは当ブログの最初の記事、『音楽家』(2016/1/25)にも書いておりますので宜しければご覧ください。 風邪などひかれませんよう。
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